トランザクション制御言語(TCL)

トランザクション制御言語(Transaction Control Language:TCL)とは、データベースにおけるトランザクションの開始や終了に使用する命令のことです。

トランザクションを使用することで複数のSQL命令を1つの論理単位として扱うことが可能です。
複数のINSERTやUPDATE命令を1つにまとめて実行することで明示的にデータベースへの命令の反映タイミングを制御することが出来ます。 たとえば途中で処理が失敗した際にトランザクション開始時点からの更新を一括で更新前の状態に戻すこと(ROLLBACK)も可能です。

トランザクションの基本は、「BEGIN」、「COMMIT」、「ROLLBACK」ですが、データベースによって差異がある為、各データベースにおけるトランザクション処理を確認する必要があります。
また、トランザクション内に「セーブポイント」と呼ばれる、中間点を作成することができるデータベースも存在します。

データベースシステムにはトランザクションという考え方があります。
複数の命令を1つの論理単位にまとめ、それらの処理が完了しないうちは、他のユーザからの要求に応じない、という方法でデータの一貫性を保つための仕組みです。



データ定義言語 一覧

命令 内容
COMMIT トランザクション処理中の変更を確定させる。
ROLLBACK トランザクション処理中の変更を取り消す。
SET TRANSACTION トランザクションの設定を行う。
SAVEPOINT トランザクション処理中のロールバックするポイントを作成する。

データ定義言語 文法



Last updated:2022/07/18
Author:efn

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